子宮体癌ステージ4の余命とは?

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ここでは、「子宮体癌ステージ4の余命」
についてお話します。

 

子宮体癌は進行に合わせ
ステージ1〜4に分けられます。

 

末期であるステージ4になると、
全身に癌細胞が転移していることも
あるため、生存率もかなり低下します。

 

では子宮体癌のステージ4とは
どのような状態なのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌のステージ4の
余命についてまとめました。

 

子宮体癌のステージ4とは?

 

子宮体癌のステージ4とは
癌が骨盤を超えて広がるか、

 

膀胱あるいは直腸の粘膜にまで
広がっている状態を言います。

 

さらにステージ4は2つに分けられ、
ステージ4aは膀胱あるいは直腸の
粘膜に癌細胞が広がっている状態です。

 

ステージbは骨盤を超え遠隔臓器に
転移しているか、腹腔内やリンパ節に
転移している状態です。

 

癌細胞が全身に転移しているため、
症状も転移している臓器によって様々です。

 

膀胱や直腸に転移した場合は血尿や
血便だけではなく、排泄物が子宮内に
はみ出すため膣から悪臭がします。

 

特に高齢者は子宮口がきつくしまって
いるため子宮内の分泌物などが

 

排出できず溜まってしまうため、
陣痛の様な下腹部痛や腰痛が出現します。

 

他にも、腎臓に転移して排尿困難となり
尿毒症になったり、肺に転移して

 

呼吸困難、脳に転移し頭痛が
出現することもあります。

 

子宮体癌のステージ4の予後、余命

 

子宮体癌のステージ4は全身に
転移していることが多く、

 

手術ですべての癌を
取り除くことは困難です。

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そのため、手術と合わせて
化学療法や放射線療法を行います。

 

手術といっても癌細胞を取り除く
ことが目的ではなく、

 

癌細胞の大きさをある程度
小さくする手術であり、

 

術後化学療法や放射線療法で
小さくした癌細胞を消滅させます。

 

高齢者は手術に耐えられない
ということで、化学療法と放射線療法を
合わせて行う場合が多いです。

 

子宮周囲の臓器を取り除くため、
直腸や膀胱が無くなり人工肛門などを
造設することもあります。

 

それでも根治は困難なため予後は
良いとはいえず、ステージ4の

 

5年生存率は20%未満、
ステージ4bになると
約10%にまで減少します。

 

ですが、化学療法による嘔気や食欲不振、
体のだるさなど副作用があるため
患者自身もつらい治療になります。

 

そのため多くの子宮体癌の末期患者は
根本的な治療はせず、

 

患者自身の生活の質を向上するための
緩和ケアへ移行します。

 

緩和ケアでは、子宮体癌の症状に対する
苦痛を緩和するだけではなく、

 

患者の精神的な苦痛も軽減
できるようなケアを行い、
納得のできる余生への支援を行います。

 

このように、子宮体癌のステージ4は
全身に転移し根治困難となる場合が

 

多いので、根本的な治療はやめて
緩和ケアに移行することが多いです。

 

癌細胞を無くしたいから治療を
頑張る人もいれば、治療の方が
つらいから癌細胞があっても

 

良いからつらい症状を無くしたい人
とそれぞれ思いは違います。

 

大事なのは、自分が今後どのように
過ごしていきたいかということです。

 

自分が納得できる方法を
見つけてこれからを過ごしてください。

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